頭皮の血行と薄毛の関係
頭皮の血行が重要な理由
薄毛の原因の1つに、頭皮の血行不良があります。毛髪が順調に成長し、できるだけ長い間頭皮にとどまっているには、健やかで元気な毛髪でいることが必要不可欠です。そのためには、頭皮から充分な栄養素を補給しなくてはいけません。
毛髪は、頭部にある毛細血管からその栄養素を受け取っています。毛乳頭が栄養素や酸素を受け取り、毛母細胞の働きを活性化させることで、髪の毛が元気に成長していきます。だからこそ毛細血管の働きが重要なものとなり、毛細血管の血流がよくなければ、毛髪は充分な栄養素を受け取れなくなってしまうのです。
何らかの理由で、頭皮が血行不良を起こしてしまえば、言うまでもなく毛髪は栄養不足の状態に陥り、細くなってやがて抜け落ちていきます。
血行不良の原因
血行不良とは、血管が細くなったり血液がドロドロになったりと、何らかの理由で血管の中を流れる血液の流れが、悪くなった状態のことをいいます。このような状態に陥る理由は様々ですが、日常的な生活習慣の中にその答えが隠れている場合もあります。
20代や30代といった若い世代の日常生活にもその要因は潜んでいますが、どんなことが原因で血行不良を引き起こしているのでしょうか。
喫煙
健康志向の高まりに合わせ、禁煙が叫ばれている世の中ですが、20代という若い世代の中には、まだまだタバコを楽しむ人はたくさんいます。喫煙は、タバコに含まれているニコチンが作用することで血管を収縮させ、細くしてしまいます。喫煙の習慣があれば、毛細血管が頻繁に収縮を繰り返している可能性が高くなり、薄毛の原因となっているのです。
虫歯
虫歯と薄毛に何の関係があるのかと、疑問を感じるかもしれませんが、虫歯を放置すると、頭皮が血行不良を引き起こす可能性が高くなります。特に20代という若い世代になると、虫歯があっても治療せずに、ついつい放置してしまう人も多いことでしょう。
虫歯があれば、虫歯を避けることで自然と噛み合わせが悪くなり、顎に負担がかかって、頭皮の血流まで悪くなってしまいます。
肩こり
現代人の生活にパソコンやスマホが欠かせない時代になってから、肩こりに悩まされる人も随分増加しました。長時間のパソコンを使ってのデスクワークや、同じ姿勢で続ける仕事は、無意識のうちに肩に大きな負担がかかり、やがて肩こりを引き起こします。
これらの肩こりは、肩が血行不良となることで発生する痛みですが、肩で発生した血行不良が肩から近い頭部の血行にも影響を与えることで、頭皮も血行不良になってしまうのです。
育毛剤で血行促進
自分でチェック
頭皮が血行不良を引き起こしていないかどうか、自分で確認することもできます。自分の手で頭皮を触り、弾力性を感じることができれば問題ありませんが、硬いと感じる場合は、血行不良の状態に陥っている可能性が高くなります。
軽くマッサージをしてみて、気持ちよく感じれば大丈夫ですが、痛みを感じる場合は要注意です。
血行促進に有効な育毛剤の成分
頭皮の血行不良を感じたら、すぐにでも血行不良を改善する必要があります。頭皮マッサージなども効果的ですが、育毛剤なども同時に使用すると、さらに血行不良改善までの道のりも近くなります。
育毛剤には、配合されている成分によって様々な種類の育毛剤がありますが、中でも副作用のリスクが低く、血行促進改善の効果がある育毛剤の成分には、下記のようなものがあります。
センブリエキス
センブリの花や根から抽出された成分が、血流を促進する効果を発揮します。副作用もなく、抗炎症作用や老化の原因でもある活性酵素の働きを抑える力もあります。
ミノキシジル
当初は血管拡張剤として開発されたミノキシジルは、高血圧患者に投与する薬として活用されていました。薄毛にも効果があることがわかり、育毛剤にも配合されることになりますが、血管拡張作用により、血行を促進する働きがあります。
M-034
天然の海藻から抽出されたエキスで、ミノキシジルにも匹敵する発毛効果があるとして、近年注目を集めている成分です。天然由来成分であることから、ミノキシジルよりも副作用の心配が少なく、厚生労働省からも認可を受けています。
このコラムが気に入ったら
ぜひ「いいね!」をお願いします♪
みんなに役立つ情報をお届けします。