正しい頭皮ケアで抜け毛予防対策
抜け毛を引き起こす原因はさまざまですが、大きく分けると遺伝的要素、活性型男性ホルモンであるDHT(ジヒドロテストステロン)の影響、頭皮環境の悪化の3つに分けることができます。
中でも、遺伝的要素や男性ホルモンの影響による薄毛を自力で改善することは難しいですが、頭皮環境の悪化については努力次第で改善していくことができます。そのため、20代のうちから正しい頭皮ケアの方法を行っていくようにしましょう。
洗髪方法の見直しを行う
正しい頭皮ケアとして、最初に挙げられるのが、洗髪方法の見直しです。洗髪方法の見直しについては、以下の通りです。
洗髪の仕方
洗髪の際にゴシゴシと指に力を入れて頭皮を強く擦ったり、爪を立てて洗ったりするのは止めましょう。頭皮を傷付けないように指の腹を使って優しく洗うことが大切です。また、湯船に浸かり、身体がよく温まってから洗うと頭皮の毛穴が開くため、汚れが落とし易くなります。
すすぎ残しに注意
シャンプーのすすぎ残しがある場合には、頭皮や髪に雑菌を増やす原因になります。すすぐ際にはシャンプーが残らないように、時間を掛けてしっかりと洗い流すようにしましょう。
洗髪後は必ずドライヤーで乾かす
洗髪後に髪を濡れた状態で自然乾燥していると、雑菌が繁殖やすくなります。そのため、必ずドライヤーで乾かすようにしましょう。
シャンプーの種類に注意
どのようなシャンプーを使用するかについては、洗髪方法と同じくらい重要です。ドラッグストアなどで多く販売されている高級アルコール系のシャンプーは、洗浄力が強力なため、頭皮への刺激も強くなります。抜け毛が気になる場合には、アミノ酸系シャンプーのような、頭皮にマイルドな成分が配合されたものを選ぶようにしましょう。
マッサージを取り入れる
シャンプー後は、頭皮環境を整えるのに効果的な育毛剤を使ってマッサージするのがおすすめです。育毛剤にはさまざまな種類がありますが、マッサージの際に使用する場合には、血行促進効果のある成分が配合されたものがいいでしょう。マッサージ自体にも頭皮の血流を良くする働きがあるため、育毛剤を併用することで相乗効果が期待できます。
また、20代のうちからこのような育毛剤を用いたマッサージを習慣付けることにより、抜け毛予防に繋がります。
育毛にとってコンディショナーは必要なの?
育毛を目指している場合、シャンプー後のコンディショナーは使用した方がいいのか、賛否両論です。ここでは、シャンプー後のコンディショナーのメリットやデメリットについて、詳しく見ていくことにしましょう。
コンディショナーを使用した場合のメリット
コンディショナーの使用で考えられるメリットについては、以下のようなものがあります。
- 髪のダメージやパサつきを防ぐことができる
- シャンプーで洗い流された皮脂をコンディショナーの保湿成分で補うことができる
- 皮脂の過剰分泌が抑えられる。
- 使用しなければ髪がパサつき、枝毛や切れ毛を招きやすくなり、毛根にもダメージを与える可能性がある
- 使用しなければ、皮脂の過剰分泌や乾燥によるフケの原因となる
コンディショナーを使用した場合のデメリット
コンディショナーの使用で考えられるデメリットについては、以下のようなものがあります。
- 配合されているコーティング剤が毛穴を詰まらせる原因になり、髪の成長を抑制する
- 髪や頭皮にホコリや汚れ、雑菌などが吸着しやすくなり、頭皮環境を悪化させる可能性がある
- 配合されている油分が頭皮に膜を張るため、その後使用する育毛剤の浸透が悪くなる
これらのことから、コンディショナーの使用によるメリットやデメリットはさまざまですが、実際のところはどうなのでしょうか。
育毛用のコンディショナーの使用がおすすめ
薄毛や抜け毛を防ぎ、育毛を目指すのであれば、髪のダメージもケアする必要があります。一般的なコンディショナーは髪のダメージにのみ作用するものですが、育毛を目指して開発されたものは、頭皮に与える影響のこともきちんと考えられているため、頭皮環境を悪化させてしまう危険性は低いといえます。
また、コンディショナーを使用する場合、頭皮に全く付着させないように使用するのは難しいですが、しっかり洗い流すことで、基本的に頭皮への悪影響などは心配する必要はないといっていいでしょう。
コンディショナーのすすぎ残しには注意
育毛に適した頭皮に良いコンディショナーを使用していても、すすぎ残しがあれば頭皮にダメージとなる可能性があります。そのため、コンディショナーを使用した場合には、きちんと洗い流すことが大切です。
基本的にコンディショナーというものは、毛髪をコーティングするようにできているため、毛髪や頭皮にそれが残っていると、ホコリや汚れなども付きやすく、髪や頭皮も不衛生な状態になりやすいのです。そして、その汚れが薄毛や抜け毛を悪化させる原因にもなりかねないため、すすぎ残しのないように、きちんと洗い流すことがとても重要なのです。
育毛剤のタイプと配合成分について
育毛剤にはどのような育毛作用があり、どのような成分が配合されているのか気になるという人も多いのではないでしょうか。また、中には、育毛効果が高いため副作用が出る可能性のある成分もあります。ここでは、育毛剤のタイプとそれらに配合されている成分について、見ていきましょう。
頭皮に栄養を補うタイプ
髪の成長を促し、抜け毛を予防するために必要な栄養素を配合しています。このタイプの育毛剤に配合されている主な成分には、亜鉛、アルギニン、ビタミンB群などがあります。
皮脂の過剰分泌を抑えるタイプ
頭皮の皮脂の過剰な分泌を抑え、頭皮の環境を整える作用のある成分を配合しています。このタイプの育毛剤に配合されている主な成分には、ビタミンB群、チオキソロンなどがあります。
AGAの原因物質に作用するタイプ
AGAである男性型脱毛症の原因の一つとされているDHT(ジヒドロテストステロン)は、男性ホルモンのテストステロンが、変換酵素である5αリダクターゼと結び付くことによって引き起こされるといわれています。中には、20代でAGAに発症する人もいます。
この5αリダクターゼの働きを抑制する成分を配合しています。このタイプの育毛剤に配合されている主な成分には、ノコギリヤシなどがあります。
血流を促すタイプ
育毛に必要とされる栄養素をきちんと毛根に届けるため、血液の流れをスムーズにする成分を配合しています。
このタイプの育毛剤に配合されている主な成分には、ミノキシジル、センブリエキス、トウガラシエキスなどがあります。中でも、ミノキシジルは高い効果が期待できますが、副作用の出る可能性もあるため注意が必要です。
毛母細胞の活性化を促すタイプ
髪の製造元でもある毛母細胞の分裂を活性化させ、髪の成長を促進する作用のある成分を配合しています。このタイプの育毛剤に配合されている主な成分には、ビオチン、ペンタデカン酸グリセリド、パントテン酸カルシウムなどがあります。
育毛剤の効果が出るまでにはどのくらい掛かるの?
育毛剤は使用し始めたからといって、すぐに効果が現れるものではありません。一般的には3か月から半年程度は掛かるといわれています。また、育毛効果には個人差があり、すべての人がその効果を感じるというわけではありません。そして、もし副作用が出た場合には、すぐに使用を中止しましょう。
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