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ちょっと気になる育毛剤の添加物!徹底的にみてみよう

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2018.01.24

現代の製品には欠かせない添加物

さまざまな成分が配合された育毛剤

育毛剤にはさまざまな成分が含まれています。育毛に役立つ有効成分や抜け毛予防のための成分、それから各種添加物です。正直なところ有効成分だけ配合してくれれば良さそうなものですが、添加物は大量に含まれています。

そうなると怖いのが副作用です。添加物という言葉自体にどこか危険性を感じる方もいるかもしれません。化粧品のなかに有害な添加物が含まれていたため、訴訟問題に発展した事例も存在するほどです。安全に育毛剤を使っていくためにも、改めてこの添加物について把握しておきましょう。

化粧水から食品にまで含まれている

添加物は現代社会に広く浸透しています。私達が普段食べている食品にはもちろん、女性用をメインとする化粧品にも多く含まれているのです。

例えば防腐剤。防腐剤というと生体に有害なように感じられるかもしれませんが、これは物凄い画期的な発明だったりします。食品の保存状態を飛躍的に伸ばし、化粧品の性質の悪化を防いでくれるため幅広く利用されているのが実際です。

もし防腐剤がなければ大量の食品をスーパーマーケットに置くことはできなかったはずですし、化粧品は常温で数ヶ月ともちません。例として挙げるなら、防腐剤無添加のシャンプーは常温では腐りやすく、有害化しやすいため冷蔵するなど取扱いに注意が必要なのです。

また育毛剤に配合されているすべての成分は溶けている必要があります。単純にいうなら水溶性と油溶性のものを混ぜなければ、まだらで不安定な成分構成となるでしょう。

いくつもの層に分離した状態では効果が滅茶苦茶になってしまいます。そのため育毛剤には、各主成分を混ぜ合わせるアルコール類が使われているのです。アルコールは油と水を溶け合わせる性質があり、溶剤としてはうってつけなのです。もし溶剤を使わずに育毛剤を作ろうとしたら、使える成分は限定されて難しい調合をすることになるでしょう。

このように、添加物を使用するにはそれ相応の理由があり、使ったほうがより良い製品を生み出せるという事情があります。また食品や化粧品に幅広く使われていることから安全性は担保されているので、実はそこまで厳しい目で見なくても良い存在なのです。

ただし添加物との相性には個人差があるため、何かが害となって現れることもあります。それはある人には大丈夫でも自分にとっては害がある、というタイプのものかもしれません。

育毛剤を使用していて何か変調を感じ取ったなら、それは添加物が原因という可能性もあります。そうしたときのために、添加物の役割や作用について把握しておくと問題を限定できるかもしれません。

代表的な添加物

アルコール類

アルコール類は、育毛剤の成分を混ぜる役割を担う溶剤です。これがなければ育毛剤の多くは存在しないほど広く使われています。特に健康被害の報告がないことから、多くの方にとっては無害といえるでしょう。実際の成分としては「エタノール」や「プロピレングリコール」といったものが確認できるはずです。

エタノールはお酒にも含まれているため、私達にとってもっとも身近なアルコール類です。コンビニやスーパーで販売されているお酒に含まれているアルコールというのはこのエタノールとなります。

またお酒以外には消毒用として利用されたり、工業用でも使われていたりします。スーパーマーケットの入り口に設置されているアルコール消毒液の中身もエタノールとなります。

触れる機会が多いのでエタノールに肌が反応してしまうかどうか、はすぐに試すことができるでしょう。肌に触れた場合の副作用としては血管拡張作用から、赤みやかゆみを及ぼす可能性があります。

プロピレングリコールというのは聞き慣れない成分かもしれません。ですがこのアルコール類もさまざまなところで利用されています。保湿剤・不凍液・医薬品・化粧品・食品・注射剤・内服薬や外用薬の溶剤としても使われているほどです。

ここまで手広く使われている成分なので、安全な添加物といえます。副作用としては皮膚に軽度の刺激が認められるので、人によってはそうした症状が出てくるかもしれません。

紫外線吸収剤

育毛剤のなかには、頭皮をケアしてくれる紫外線吸収剤という成分が含まれている場合があります。頭に注がれる紫外線を吸収してくれるので、添加物というよりは有効成分の一種と考えたほうが適切かもしれません。

この紫外線吸収剤は主に日焼け止めに使われているので、やはり基本的には安全です。夏ともなれば海岸で遊ぶ女性の多くは日焼け止めを塗っていることからも、危険性が低いことが分かります。成分としては「エチルヘキシルトリアゾン」や「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」などが配合されている形です。

エチルヘキシルトリアゾンは旧称オクチルトリアゾンという成分です。太陽光から降り注ぐ紫外線にはUVA・UVB・UVCの3種類が存在し、中でもエチルヘキシルトリアゾンはUVBを良く吸収してくれます。いわゆるUVBに対する吸収極大という性質を有している形です。

メトキシケイヒ酸エチルヘキシルは旧称メトキシケイヒ酸オクチルという成分です。肉桂という植物から採れる桂皮油に含まれる、ケイヒ酸を加工することで作られています。こちらもUVBを吸収する性質をもっており、さまざまな日焼け止め製品でこの名前を目にすることができるでしょう。

その他の添加物

香料

食品や化粧品、もちろん香水にまで含まれているのが香料です。その原料は多種多様で、動植物から採取したものもあれば完全に化学的に合成したものまで存在しています。

例えば植物から採れる香料は、蒸留したり冷却することで濃度を高め利用されている形です。ほかにもすべてを化学的な方法で作り出す全合成香料や微生物の発酵作用を利用した生合成香料といったものも存在します。何が使われているのか分からないという不安は残るものの、ほぼ副作用を起こす心配はありませんが、何も起こらないとは言い切れません。

着色料

着色料もさまざまなものに使われていて、原料もさまざまです。昆虫や藻類、植物から抽出したり化学的に合成することで作り出すことができます。そして食品や飲料、化粧品などに幅広く使用されているのです。そのため香料と同じように危険性は低いといえますが、何が体に影響を与えるか断定することはできないので危険性は残ります。

基本的には安全

どれも広範に利用されている成分

育毛剤に使用されている添加剤はどれも化粧品や食品に使われているような現代社会ではありふれた成分です。通常は特に目を凝らして危険視するほどの存在ではありません。ただアレルギーをもっている方は注視すると良いでしょう。そうでない場合は過度に不安を抱かなくても大丈夫です。

有効成分が気になるところ

育毛剤の添加物よりも、有効成分を軸として見たほうが良いかもしれません。有効成分には抜け毛予防や育毛の補佐など、さまざまなものがあります。特に20代で抜け毛が増えた方は、抜け毛予防成分に期待したいところです。

また、20代などの若年層から薄毛が進行するようであれば、AGAの可能性もあります。AGAは20代30代といった若い年代の方でも発症する男性型脱毛症のことで、専用の対策が必要になる症状です。

添加物を安全なものだと判断できたら、次は自分の薄毛の原因を見つけましょう。抜け毛が多ければ抜け毛予防、抜け毛があまりないようであれば育毛を補佐する効果をもつ育毛剤を使っていくのです。

もしAGAが薄毛の原因ならAGAについて知り、有効な成分を調べていきましょう。具体的にはAGAの脱毛の原因のひとつである5αリダクターゼという物質の働きを抑制したり、発毛因子を増やすとされている育毛剤を使うと効果があるかもしれません。

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