育毛剤はどんな効果があるの?
みなさんは毛髪に関する悩みを抱えていませんか?毛髪に関する悩みは、早い方では20代から現れ、30代以降でも多くの方が抱えています。特に、毛髪が細く薄くなり、頭皮の地肌が見るようになるのは辛いですよね。どんなに髪をセットしても決まらず、地肌が気になってしまって、人目が気になる、外出したくない、そんな方もいることでしょう。
育毛剤は、そのような毛髪の悩みに対応するためのアイテムです。特に、頭皮に作用し、抜け毛を予防して、新たな毛髪を育てることを目的としています。毛髪がなくなったところに作用し毛髪を生やすための発毛剤とは違って、あくまでも今ある髪の毛を育てることに重きが置かれています。
毛髪トラブルの原因は1つではありません。同じように育毛剤もその対応する原因に応じて、複数の種類があります。男性ホルモンに作用するものや、皮脂の過剰分泌に作用するもの、血行を促進するものや保湿するものなどが例として挙げられます。
毛髪のトラブルに対応していくためには、まず自分のトラブルの原因を把握することが大切になります。その上で、そのトラブルに応じた育毛剤を選び使用する必要があります。この2点のどちらが欠けてしまっても、効果は半減してしまいます。
また、育毛剤と聞くと、頭皮に塗布する液体タイプのものを想像する方が多いと思います。実際に、頭皮に塗布し、マッサージをしながら広げることで作用するものが主でした。しかし、近年では内服するタイプの育毛剤も見かけるようになりました。この内服するタイプの育毛剤は直接体の中から作用するため、頭皮に塗布するタイプに比べて効果が高いといわれています。
一方で、効果が高い分副作用も強いというデメリットもあります。これらの育毛剤は、どのような点に気を付けながら使用すればよいのでしょうか。
塗布タイプの育毛剤の使い方
頭皮に塗布するタイプの育毛剤はどのように使用するのが正しいのでしょうか。
まず、育毛剤を使用する際は、用法・用量をしっかり確認し、必ず守るようにしましょう。中には、「たくさん使用した方が、より効果が得られるのでは?」と感じている方もいるかもしれません。しかし、育毛剤で怖いのは副作用の恐れがあることです。
効果を求めすぎて、副作用によりその効果が弱まってしまったり、体調を崩してしまうことがないように、育毛剤の説明書きはしっかり確認する必要があります。特に、用量はその育毛剤によって異なるので、自分の判断で用量を調整したりしないように気を付けてください。
そして、育毛剤を使用する際は、洗髪後が良いです。洗髪していない状態で育毛剤を使用すると、頭皮が汚れた状態のまま塗布することになるので、その汚れによって浸透が妨げられ、効果が半減してしまいます。そのため、育毛剤を塗布するのは洗髪後の清潔な状態の方がよいでしょう。
また、洗髪後した直後に塗布するのではなく、しっかり髪を乾かした上で塗布しましょう。濡れたままの頭皮に塗布すると、水分でせっかくの育毛剤がそのまま流されてしまう恐れがあります。また、髪を乾かさずそのままにしておくと雑菌が繁殖してしまい、頭皮が不清潔な環境になってしまいます。そのために、髪はしっかり乾かしておく方が、頭皮の環境には良いのです。
育毛剤を塗布する時間については、夜間が良いとされています。これは、日中に頭皮に育毛剤を塗布しても汗や皮脂によって流されてしまい、効果が薄まってしまうとされています。夜間に塗布することで、寝ている間にしっかりと育毛剤が効果を発揮するのです。しかし、中には塗布時間を指定している育毛剤もありますので、注意が必要です。
最後に、育毛剤は20代のうちから早めに使用しておくことが大切です。中には「20代のうちから育毛剤を使用するなんて気が引ける」と思う方もいるかもしれません。しかし、育毛の基本は、早めに継続して行うことです。将来のために若いうちからコツコツと毛髪が育ちやすい環境づくりを進めていきましょう。
塗布タイプの育毛剤については、夜、洗髪ししっかりと髪を乾かし利用することが大切です。また、その際には血行を促進するためにマッサージを必ず行ってください。そして、継続していくことが重要になります。
内服タイプの育毛剤の使い方
内服タイプの育毛剤については、医師の指示に基づいて服薬をする必要があります。
内服タイプの育毛剤は、主に体の中に作用し、脱毛の原因となる男性ホルモンを抑制することで毛髪を育ちやすくします。いわゆる、男性型脱毛症(AGA)に主に効果を発揮します。男性型脱毛症の特徴として、生え際と頭頂部から脱毛が進行していくことが挙げられます。これに対応するための育毛剤として「フィナステリド」が挙げられます。
フィナステリドは処方箋医薬品であり、服用するためには医師の診察が必要になります。では、どこの病院に行けば相談できるのでしょうか。
毛髪のトラブルに関する相談は、主に皮膚科で診察を受けることが可能です。最近では、薄毛や脱毛を専門とする診療科もありますし、また男性型脱毛症の治療を専門的に行っている個人医院もあります。近くで診察してもらえる場所については、一度インターネットを用いて検索することをおすすめします。そこで相談しつつ、服薬の指示を受けましょう。
ちなみに、このフィナステリドは個人輸入で購入し手に入れることも可能です。そのように入手し服薬している方も少なくありません。しかし、この方法はおすすめしません。なぜなら、薬は自分の体にあった用法・用量が決まっているために、医師の指示を受けることなく服薬すると、適切な服薬量をつかむことができないからです。
服薬量が少ないともちろん効果が得られませんし、また、服薬量が多すぎると、今度は副作用の恐れが高まります。ちなみに、内服薬は塗布に比べて成分の効果は強く現れるものの、同時に副作用も強く現れます。医師の指示を受けずに適切な用量を守らないことで、自分の体に重大な後遺症を残す恐れもあります。
そのため、個人輸入によって自己判断で服薬せず、専門家である医師に相談の上、服薬をするようにしましょう。また、服薬によって体調に変化がある際は、すぐに医師に相談してください。
用法・容量を守ることが大切
育毛剤を使用するときは、自分勝手に判断せずに用法・用量を確認の上、しっかり守ることが大切です。これまで、塗布するタイプの育毛剤と内服するタイプの育毛剤に分けてその正しい利用方法を説明しましたが、どちらでも共通していえます。
育毛剤を使用する際に、一番怖いのが副作用です。特に、内服するタイプの育毛剤においては、その効果も強いのと同時に、副作用も強く出てしまうために、より注意が必要です。もし体に何らかの変調をきたしたら、育毛剤の使用を中止して、急いで病院を受診し医師の指示を仰いでください。
育毛剤は用法・用量を守れば怖いものではありません。むしろ、育毛剤を使用することで、毛髪の健康を保ち、脱毛を防ぎ、新たな毛髪を育てることができます。より効果的に育毛剤を利用していくためには、その用法・用量を守り、適切な塗布・服薬を守ってくことが必要でしょう。
そうしていくことで、頭皮の環境を適切に整えつつ、必要な栄養を毛髪に送ることができるのです。副作用を避けつつ、よりよい育毛環境を整えていきましょう。
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