育毛剤は含まれる成分がポイント
人気の育毛成分ミノキシジル
長いこと育毛成分として最も知られてきたのはミノキシジルですが、これはアップジョンソン社が開発した人工育毛成分で、1970年代に米国での臨床試験で抜け毛予防や発毛効果があることがわかり、世に知られる成分となります。
それ以来、多くの医薬品や育毛剤の成分として使用され、いまでは世界90か国以上で承認使用されている大人気成分となりました。
ミノキシジルの特徴は、もとは高血圧を抑える血管拡張薬として普及しているように、血管を広げ血流を良くし細胞を活発化させる作用があり、これが薄毛や抜け毛予防にも効果を発揮します。
ただし効果が強力な分だけ、副作用があります。
求められる副作用のない育毛成分
育毛作用に強力な効果を持つミノキシジルは、医薬品として開発された経緯から副作用があることが残念なところです。育毛剤のマーケットが急拡大している現代では、求められるのは副作用の少ない育毛成分となります。
特に、以前のように薄毛や抜け毛の問題が、加齢からくる中高年だけのものではなく、生活習慣から20代や30代などの若年層や女性にも増えていることから、とりわけ副作用の少ない育毛剤の需要が高まることになりました。
最近では、ミノキシジル並みの効果があり、副作用の少ない育毛成分も登場しており、多くの人気育毛剤の成分として使用されています。
ここでは、ミノキシジル並みの効果がありながら副作用の少ない育毛成分の代表的なものを3つ挙げて解説していきます。
海藻エキスの育毛成分M-034とは
M-034とは
現在発売されている複数の大人気育毛剤の主要成分として使用されることで人気となったのがM-034です。
この海藻エキスの成分は、コンブ、ワカメ、モズクなどから抽出されたもので、近年、髪の毛の成長サイクルを引き延ばす効果があることがわかってきました。
昔から海藻は髪の毛に良いと言われていましたが、実はM-034には髪の毛の成長サイクルを引き延ばすことで、薄毛や抜け毛を防ぐ効果を持っていたのです。
髪の毛の成長サイクルが短くなると、徐々に毛母細胞は働かなくなり薄毛や抜け毛の原因となります。
また、M-034には頭皮部分の血管を常に修復するように促し発毛・抜け毛予防をサポートする働きもあります。
人体における髪の毛は優先順位が低くなるため、他の成分ではなかなか髪の毛まで栄養分が行き届くものは少ないのですが、M-034の栄養分は髪の毛まで届きますので薄毛や抜け毛予防に大きな効果が期待されるわけです。
さらに、髪の毛のパサつきや毛穴がつまるのを阻止する保湿効果まで備えています。
M-034の副作用は
様々な発毛効果を持つM-034ですが、これだけ強力な効果があると心配なのは副作用です。実際にはどうなのでしょうか。
実は、M-034が大人気の理由の一つが、天然成分の海藻エキスということでほとんど副作用の心配がないということなのです。これにより、20代や30代の若年層や女性でも安心して利用できます。
今や、M-034はミノキシジルにとって代わり育毛剤の成分として、最も効果を期待されるものの一つに躍り出たと考えてよいでしょう。
頭皮の血行促進を促すセンブリエキスとは
センブリエキスとは
漢方胃腸薬の成分として使用されてきたセンブリエキスには、近年になって頭皮にある毛母細胞を活性化させることが判明し、薄毛や抜け毛予防に効果が期待されています。
センブリエキスもM-034同様に、髪の毛まで栄養分を行き届かせる数少ない成分であり、含まれるスウェルチアマリンには血行促進作用があることから、これらの栄養分が発毛効果を発揮します。
スウェルチアマリン以外にも、アマロゲンチンなどの成分には毛乳頭細胞増殖促進作用が含まれており、髪の毛の根っこの部分である毛乳頭をしっかりとさせ、太く強い髪の毛を育てるサポートをします。また、頭皮の老化を防ぐ抗酸化作用もあります。
このように、頭皮部分の血行促進や毛乳頭の働きの活性化、老化を防ぐ抗酸化作用が期待されることから非常に多くの育毛剤や育毛シャンプーに配合されています。
前述の、M-034との相性も良く、センブリエキスも現在の大人気育毛剤に多く利用されています。
冒頭で紹介したように、センブリエキスは、もともと漢方胃腸薬の成分として使用されていましたので、薄毛や抜け毛予防などだけではなく、アンチエイジング、胃腸虚弱や腹痛、下痢といった美容や内臓疾患にも効果が期待されます。
センブリエキスの副作用は
このように非常に多くの発毛効果を持つセンブリエキスですが、漢方薬の成分として長年使用されてきているように副作用のほとんどないというのが魅力の一つとなっています。
もちろん、他の成分同様に効果がある以上は取りすぎには十分注意する必要はありますが、通常使用では副作用は出にくいというのはうれしいところです。
センブリエキスの発毛効果は、中高年の人はもちろん20代前後の若年層や女性にも利用しやすい育毛剤の成分といえます。
注目の育毛成分ノコギリヤシとは
ノコギリヤシとは
ノコギリヤシといえば、既に多くのサプリメントとして人気商品となっていますが、薄毛や抜け毛予防としてどのような効果があるのでしょうか。
ノコギリヤシは日本では生えていない植物で、北米やメキシコなどに自生する細長い葉っぱが放射状に広がる非常に目立つヤシ科の植物です。
昔からネイティブアメリカンの間では滋養強壮剤として重宝されてきた由来があり、近年では前立腺肥大の治療薬の成分として利用されてきました。
ノコギリヤシの知名度が日本でも上がることになったのは、中高年の頻尿対策として有効な成分であるとして、多くのサプリメント主要成分として使用されるようになってからです。
近年になり、前立腺肥大を抑えるメカニズムが薄毛や抜け毛予防のメカニズムとほぼ同じということがわかってきて、これによりノコギリヤシが育毛剤の成分として注目を浴びることとなります。
前立腺肥大の最大の原因であると考えられるのは、男性ホルモンのテストステロンと前立腺周辺にある5αリダクターゼが結びついてできるDHT(ジヒドロテストステロン)です。
DHTが行き過ぎることで前立腺が肥大するわけですが、ノコギリヤシには5αリダクターゼを抑える作用があり、DHTの生成を抑える成分なのです。
実は、薄毛や抜け毛の原因もDHTであり、このメカニズムがそのまま薄毛や抜け毛にも適用されるということで、頻尿と薄毛・抜け毛の原因は同じであったわけです。
このようなことから、ノコギリヤシも前述のM-034やセンブリエキス同様に、複数の大人気の育毛剤に配合されています。
また、ノコギリヤシの特徴として、亜鉛と一緒に取ることでさらに効果がアップすることが期待されています。
これはDHTを抑制するために5αリダクターゼを作らせないようにする点で、亜鉛との相乗効果が期待されるからです。
ノコギリヤシの副作用とは
ノコギリヤシは北米やメキシコなどに自生する食物ですので、副作用の心配がほとんどないというのが特徴となります。
DHTを抑制するために5αリダクターゼを作らせないようにする成分はほかにも強力なものはあるのですが、人工的な成分であるため副作用の恐れがあるものがほとんどで、その点でノコギリヤシは大変重宝されているのです。
ノコギリヤシは非常に多くの働きを持つ成分ですが、天然の植物であり何らかの目的をもって作られた成分ではありません。その分、副作用が出にくい成分であり、頻尿に効果の高いサプリメントの成分としてだけではなく、薄毛や抜け毛予防の効果を期待する20代や30代の若年層や女性にも大人気商品となっています。

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